老前整理って何?どんなメリットがあるの?...
高齢化社会がすすみ、両親やご家族が亡くなった後に行う遺品整理の需要が高まる中、近頃では生前整理や老前整理とよば...
- 2024.04.25
「実家の片付け、そろそろやらないと…」
そう思いながらも、毎年年末が近づくと時間に追われてしまう。そんな経験はありませんか。
年末は大掃除や帰省の準備、年賀状の用意など何かと慌ただしくなる時期です。実家の片付けを「年末にまとめてやろう」と考えていると、結局手が回らずに新年を迎えてしまうケースが少なくありません。
実は、実家の片付けをスムーズに進めるコツは「秋のうちに逆算してスケジュールを組むこと」にあります。今回は、9月・10月から年末までの約3ヶ月間で、無理なく実家の片付けを進めるための具体的なスケジュールと、失敗しないためのポイントを詳しくご紹介します。
年末に向けて実家の片付けを急いで始めると、次のような問題が起こりがちです。
年末年始の帰省時に、一気に片付けようとして体力的な負担が大きい
仕分けに時間をかけられず、必要なものまで処分してしまう
業者への依頼が年末に集中し、希望の日程で予約が取れない
寒くなる時期の作業は、屋外や物置での作業が特につらくなる
一方で、9月・10月から少しずつ着手しておけば、気候も比較的過ごしやすく、家族で話し合う時間も確保しやすいというメリットがあります。年末のバタバタを避けるためにも、「今」動き出すことが何より重要です。
1. 9月・10月:現状把握と家族会議の月
最初の期間は、いきなりモノを処分するのではなく「全体像を把握する」ことに専念しましょう。焦って手を付けると、かえって混乱を招く原因になります。

まずは実家を訪れ、どの部屋にどれくらいのモノがあるのか、細かく確認します。このとき、ただ見るだけでなくスマートフォンで各部屋の写真を撮影しておくのがおすすめです。自宅に戻ってから「どこから手をつければいいか」を冷静に作戦会議する材料になります。
特に以下の場所は、普段見えないため重点的にチェックしましょう。
押し入れ・クローゼットの奥:古い布団や衣装ケースが眠っていることが多い場所です。
納戸・物置・床下収納:季節外の家電や使い道不明のガラクタが溜まりやすいスペースです。
仏壇の周辺や引き出し:後述する重要書類や貴重品が保管されているケースがあります。
また、現状チェックの段階で「絶対に捨ててはいけない重要書類」を見つけて保護しておくことが極めて重要です。土地の権利書、実印・印鑑登録カード、預金通帳、保険証券、年金関係書類などは、うっかりゴミと一緒に処分してしまわないよう、最初に見つけて一箇所にまとめておきましょう。
片付けは一人で背負い込むと、精神的にも肉体的にも大きな負担になります。兄弟姉妹や親族と早めに話し合い、「何を残すか」「誰が担当するか」「業者に依頼する部分はどこか」といった方針をすり合わせておきましょう。
特に、思い出の品や形見分けについては意見が分かれやすいため、この段階で認識を揃えておくことが後々のトラブル防止につながります。「親の意見はどうなのか」を本人(親御さん)が健在なうちに聞いておき、本人の意思を尊重しながら進めることが理想です。
2. 11月:仕分けと実作業の月
方針が固まったら、いよいよ実際の仕分け作業に入ります。11月は気候も安定しており、身体を動かす作業がしやすいベストシーズンです。

一度にすべてを判断しようとせず、部屋ごと・カテゴリーごとに区切って進めるのがコツです。
衣類:「ここ1年間着ていないものは手放す」など、一定の基準を設けるとスムーズです。
食器・日用品:使っていない贈答品などが眠りがちです。思い切ってリサイクルショップの活用も検討しましょう。
書類・雑誌:古い取扱説明書や雑誌は、現在のデジタル情報で代替できることが多いため、基本的には処分対象になります。
判断に迷うものは無理にその場で捨てず、「保留ボックス」を作り、ダンボール箱などに日付を書いて一時保管します。数ヶ月経って開けなかったものは、思い切って手放すという判断がしやすくなります。
タンスやベッド、マッサージチェア、大型冷蔵庫などの大型家具・家電は、自治体の粗大ごみ回収を申し込むか、民間の不用品回収業者・遺品整理業者に依頼する必要があります。
自治体の回収は費用が安く抑えられる一方で、収集日が決まっていて指定場所まで運び出す必要があるため、体力的な負担が伴います。一方、業者に依頼する場合は、部屋からの搬出から処分までを一括でお任せできるため非常に楽ですが、年末に近づくにつれて予約が埋まりやすくなります。
この時期に複数の業者から相見積もりを取り、料金やサービス内容を比較した上で、早めに日程を押さえておくことが安心への近道です。

3. 12月前半:仕上げと最終確認
11月までに手をつけられなかった部分を仕上げます。また、現代の片付けで見落としがちなのが「デジタル遺品・デジタル生前整理」です。パソコンやスマートフォンのログイン情報、利用しているサブスクリプションサービスの解約なども、この時期に確認しておくと後々のトラブルを防げます。
さらに、写真や手紙、日記など、時間のかかる思い出の品の整理は、この時期にゆっくりと時間をとって向き合うのも一つの方法です。すべてを残すことは物理的に難しいため、「本当に大切な数冊のアルバムだけを残し、残りはデジタルデータ(写真撮影やスキャン)として残す」といった方法も効果的です。
遺品整理や生前整理、大規模な不用品回収を業者に依頼する場合は、年内の作業完了を目指すなら12月中旬まで(遅くとも12月20日前後まで)に終えておくのが理想です。年末年始は多くの企業が休みに入るため、何かトラブルがあった場合の対応が難しくなります。余裕を持ったスケジュール設定を心がけましょう。
こうして逆算してみると、年末ぎりぎりに慌てて片付けるのではなく、余裕を持って新年を迎える準備ができることがよく分かります。
実家の片付けは、両親の歴史が詰まっているからこそ、一度で完璧に終わらせようとすると心身ともに疲弊してしまいます。「今回は全体の8割が終われば上出来」「まずはリビングとキッチンだけを綺麗にする」といったように、完璧を求めず、無理のないペースを心がけましょう。
写真や手紙、子どもの頃の工作など、思い出の詰まった品は、手に取るたびに手が止まってしまい、判断に非常に時間がかかります。まずは実用品や不要な書類、賞味期限切れの食品など、機械的に判断しやすいものから先に片付けましょう。思い出の品は、他の場所がすっきりしてから、落ち着いて向き合える時間を別途確保するのがおすすめです。

体力的な作業や大量の不用品処分、あるいは「仕事が忙しく、遠方に住んでいてなかなか実家に通えない」といった事情がある場合は、遺品整理・生前整理の専門業者に相談するのも非常に有効な選択肢です。仕分けのサポートから大型家具の搬出、ハウスクリーニングや不用品の一括処分まで対応してもらえるため、家族の負担を劇的に減らすことができます。
「年末にまとめてやろう」と後回しにして、結局間に合わなかった
→9月・10月からの逆算スケジュールを立て、週末ごとに数時間だけでも着手する習慣をつけましょう。
家族間で「捨てる・残す」の意見が対立し、作業が止まってしまった
→感情的になりやすいため、早い段階で「誰が決定権を持つか」のルールを決め、迷うものは「保留ボックス」へ入れる仕組みを作りましょう。
年末に業者へ依頼しようとしたら予約が取れなかった
→ 11月のうちに見積もりを取り、早めにスケジュールを確保することが何よりも重要です。

実家の片付けは、年末に一気にやろうとすると心身の負担が大きく、思うように進まないことがほとんどです。9月・10月から少しずつ現状把握と家族での話し合いを始め、11月に本格的な仕分けと作業、12月前半で仕上げるというスケジュールを意識することで、無理なく、そして納得のいく形で片付けを進めることができます。
「量が多くて自分たちだけでは手が付けられない」「遠方でなかなか実家に通う時間が取れない」といったお悩みがある場合は、私たち遺品整理・生前整理の専門スタッフにお気軽にご相談ください。ご家族の状況やご希望に合わせて、最適なプランをご提案いたします。新しい年を清々しい気持ちで迎えるために、今日から一歩を踏み出してみませんか。

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