より信頼できる公正証書遺言の活用法について...
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- 生前整理
- 2016.03.15
良いところだけを引き継げるかもしれない限定承認について
限定承認とはその言葉の通り一定条件の遺産のみ相続する方法です。
この一定条件とはプラスの財産を差し、もし債務などマイナスの遺産が多かった場合相続した財産以上の支払いはしなくて良い事になります。
限定承認は債務がどの位の額が不明な場合や、相続を申告する三か月では遺産の整理が行えなかった場合に使われる方法です。
・限定承認のメリット
限定承認は単純相続と違い、申告する事でプラスの遺産のみを相続する事が出来る方法です。
この方法なら後々実は債務が多かった、という事になった場合でも債務を引き継ぐリスクはなくなります。
他にも債務はあるけど、家業は継ぎたいといった場合にもこの限定承認は行われます。
限定承認では、残したい家宝などがあった場合にも使われます。
家宝の評価額を支払う事で、手元に家宝を残す事が出来るようになります。
相続放棄をした場合は競売にかけられてしまいますので、どうしても残したいものがある場合使われます。
・限定承認の手続き
限定承認は他の相続の手続きと同様、三か月以内に手続きをする必要があります。
財産の目録、限定承認申述書を相続人共同で家庭裁判所に提出する事で、限定承認は成立します。
注意としては相続放棄していれば別ですが、相続人の全てが同意しなければ限定承認は成立しません。
トラブルが発生する可能性もありますので、専門家という第三者を挟む事で安全に相続は行う事が出来ます。
特に子供がいない場合、配偶者の他、直系尊属や兄弟姉妹が対象になります。
範囲が広くなる場合、トラブルも起こりやすくなりますので注意しましょう。
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