遺品整理 住之江区...
ご紹介で頂き、遺品整理をさせて頂きました。 100万円がでてきたということで、丁寧に遺品整理をさ...
- お知らせ
- 2013.10.10
「エンディングノートを書いてみたいけれど、どれを選べばいいかわからない」
「まずは気軽に安く始めてみたい」
私たち遺品整理の現場では、ご遺族やお片付けを検討中の方からこのようなご相談をよくいただきます。
結論から言うと、エンディングノートは100円ショップ(100均)でも購入できます。
ただし、手軽さだけで選ぶと「書きたい項目が足りなかった」「途中で書くのをやめてしまった」と後悔することもあります。
この記事では、100円ショップで買えるエンディングノートの特徴から、失敗しない選び方、タイプ別のおすすめなどをご紹介します。

大手100円ショップ(ダイソー、セリア、キャンドゥなど)では、「エンディングノート」や「じぶんノート」「ライフノート」といった名称で専用の冊子が販売されています。
主に文房具コーナーや書籍・メモ帳コーナーに置かれていることが多いですが、店舗や時期によっては取り扱いがない場合もあります。見つからないときは店員さんに確認してみましょう。
気軽に試せる: 100円(税込110円)という低価格なので、「まずは一回書いてみよう」と気軽に始められる
日常の買い物ついでに買える: 専門書店に行かなくても、いつものお買い物ついでに手に入る
薄手で書き切りやすい: ページ数が少なく(16〜32ページ程度)、挫折せずに最後まで埋めやすい
「終活」と聞くと少し身構えてしまう方でも、100円ショップのノートなら心理的・金銭的な負担が少なく、最初の一歩として最適です。
一方で、価格が安い分、次のような注意点もあります。
項目が簡易的: 財産、契約情報、医療・介護の希望などを詳しく残すにはページ数が足りないことがある
記入スペースが狭い: 銀行口座や保険を複数契約している場合、書ききれないことがある
耐久性が低い: 紙質や綴じ構造が簡易的なため、長期間の保管で傷みやすい
決して100円ショップのノートが悪いわけではありません。「自分にとって何が必要か」を理解したうえで活用すれば、非常に役立つアイテムです。

エンディングノートには、主に以下のような項目が含まれます。
自分の基本情報(経歴、趣味、思い出など)
家族・友人・知人の連絡先リスト
医療・介護に関する希望(延命治療、尊厳死など)
葬儀・お墓に関する希望
資産情報(預貯金、有価証券、保険、不動産など)
デジタル遺産(スマホ、SNS、サブスク契約など)
家族や大切な人へのメッセージ
「連絡先と葬儀の希望だけ残せれば十分」という方は100円ショップのノートで足りますが、財産や契約関係を詳しく整理したい方は項目が充実したノートを選びましょう。

文字を大きく書きたい方や、記入欄にゆとりが欲しい方には、B5〜A5サイズの見開きタイプがおすすめです。実際に手に取って、行間や文字の大きさが自分に合っているか確認しましょう。
住所の変更、契約の見直し、気持ちの変化など、記入内容は数年で変わる可能性があります。鉛筆や消せるボールペンで書ける用紙か、ルーズリーフのようにページの差し替え・追加ができるタイプかもチェックポイントです。
「1ページ目から順番にすべて埋めなければならない」構成だと、途中で手が止まりがちです。好きな項目や書きやすいページから自由に埋められるレイアウトを選ぶと長続きします。
ノートは自分自身のためでもありますが、万が一の時に家族が見つけられなければ意味がありません。
表紙に大きく「エンディングノート」と書かれていれば一目で分かります。プライバシーが気になる方は、シンプルなノートを選び、保管場所だけを信頼できる人に伝えておく方法がおすすめです。
「終活で何を書けばいいのかイメージを掴みたい」という方は、まず100円ショップのノートから始めましょう。一度書いてみることで、自分が伝えたい情報や足りない項目が見えてきます。
書店や文房具店、ネット通販で購入できる市販のノートは、項目が網羅されており解説冊子がついているものも多いです。しっかりしたハードカバーやリング綴じのものが多く、長期間の保存にも適しています。
一部の自治体(地域包括支援センターなど)や金融機関、葬儀社では、無料のエンディングノートを配布しています。また、PDF形式で無料ダウンロードできるサイトもあるため、印刷してファイルに閉じる方法も経済的です。
手書きが苦手な方は、アプリやWord等で管理する方法もあります。ただし、「スマホやPCのパスワードが分からず家族が開けない」というトラブルが非常に多く発生しています。デジタルで管理する場合は、端末のロック解除方法やパスワードの保管場所を別途紙で残すなどの工夫が必要です。

ノートを買ったものの、途中で放置してしまう方は少なくありません。続けるためのコツを押さえておきましょう。
完璧を目指さない: すべての項目を埋める必要はありません。空欄があっても大丈夫です。
書きやすい項目から埋める: 思い出や好きな食べ物、友人の連絡先など、楽しい項目から始めましょう。
見直す日(更新日)を決めておく: 誕生日や正月など、年に1回見直す日を決めると習慣化します。
家族と一緒に書いてみる: 一人で抱え込まず、家族と話し合いながら書くことでコミュニケーションのきっかけになります。

遺品整理のプロが現場に入った際、エンディングノートがあったことでご遺族の負担が劇的に軽くなった例を数多く見てきました。特に以下の項目は重要です。
貴重品・重要書類の保管場所: 通帳、印鑑、権利書、保険証券などの所在
契約しているサービス(特に定額サブスク): 携帯電話、動画配信、クレジットカードなど(死亡後も引き落とされ続けるのを防ぐため)
デジタル遺産の情報: パスワードのありかやアカウントの処理希望
形見分けの指定: 誰に何を譲りたいか
不用品の処分方針: 「これは処分してOK」「これは思い出として残してほしい」という意思表示
交友関係の連絡先: 家族が把握していない友人・知人の連絡先
ご家族だけでは「これは捨てるべきか、残すべきか」の判断がつかず、作業がストップしてしまうことが多々あります。ノートに一言「処分してOK」と書いてあるだけで、ご家族の心の負担と迷いは大きく軽減されます。
せっかく書いても、発見されなければ意味がありません。貴重品と一緒に保管するか、信頼できるご家族に「ここに置いてあるよ」と伝えておきましょう。

エンディングノートには法的な効力(法的拘束力)がありません。
「誰にどの財産をどれだけ譲るか」といった法的効力を持たせたい場合は、必ず法律の形式に則った「遺言書(自筆証書遺言や公正証書遺言)」を作成する必要があります。
エンディングノート: 自分の希望やメッセージ、日常の情報を伝えるもの
遺言書: 財産の分配など法的な効力を持たせるもの
銀行口座の「暗証番号」やクレジットカードの「PINコード」をノートに直接書くのは非常に危険です。万が一の盗難や紛失時に悪用される恐れがあります。
暗証番号そのものは書かず、「暗証番号を記載したメモの保管場所」を書くか、自分にしか分からないヒント程度にとどめておきましょう。
エンディングノートは100円ショップでも手に入り、「まずは書いてみる」ための最初の一歩として非常におすすめです。
初めての方: 100均や無料ダウンロードで気軽にお試し
しっかり残したい方: 書店などの本格的なノートで網羅的に記入
書いた後: 保管場所を家族に伝え、年に1回程度見直す
大切なのは高価なノートを買うことではなく、「自分の気持ちや情報を整理し、残された家族の負担を減らすこと」です。
完璧な1冊を作ろうと気負わず、まずは100円ショップの1冊から、できる範囲で始めてみてはいかがでしょうか。
「何から手を付ければいいかわからない」「生前整理と一緒に家具の処分の相談もしたい」など、お困りごとやご不安がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様の気持ちに寄り添い丁寧にお手伝いいたします。
この記事の筆者
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