人形やぬいぐるみはどうやって処分したらいい?...
幼少期からの思い出のぬいぐるみから趣味などで集めてきた人形など、歳にかかわらず家のどこかに思い出の品の一つとし...
- 2023.08.06
「冬は乾燥しているから、カビの心配はないだろう」 そう思って実家の管理を後回しにしていませんか?
実は、人が住んでいない「冬の空き家」こそ、家具や家財にとって最も過酷な環境になり得ることをご存知でしょうか。特に雪が降る地域では、春になって久しぶりに実家を訪れた際、変わり果てた遺品を目の当たりにして愕然とするご遺族が後を絶ちません。
大切にしていた桐ダンスがカビだらけになっている
思い出のアルバムが湿気で張り付いて開けない
部屋中がカビ臭く、入室するだけで咳が出る
このような事態は、単にモノが汚れるだけでなく、資産価値の喪失や、片付け費用の増大にも直結します。
今回は、「なぜ冬に家財が傷むのか」という根本的な原因から、アイテム別の詳細な保管テクニック、そして資産を守るための根本的な解決策までを徹底的に解説します。
多くの人が誤解していますが、冬の屋外は乾燥していても、閉め切った屋内は「湿気の温床」になっています。特に雪国や寒冷地において、家財が傷むメカニズムは以下の3つの要因が複雑に絡み合っています。

人が住んでいる家では暖房を使いますが、空き家では室温が外気温と同じくらいまで下がります。日中、太陽光でわずかに室温が上がったり、地熱で床下の温度が変わったりすると、空気中に含みきれなくなった水分が「結露」となって現れます。 窓ガラスだけでなく、タンスの裏側、押し入れの奥、畳の裏など、目に見えない場所で発生した結露は、換気をしない限り蒸発せず、そのまま建材や家具に吸収されていきます。
雪が積もると、家は雪に包まれた状態になります。雪は水分そのものですから、基礎部分や外壁を通じて、建物全体が常に高い湿度にさらされます。 さらに、雪で通気口(換気口)が塞がれてしまうと、家は呼吸ができなくなり、床下からの湿気がすべて室内へと上がってきてしまいます。これが、冬の空き家独特の「重たい湿気」の正体です。
カビが繁殖する条件は「温度(5〜35℃)」「湿度(70%以上)」「栄養(ホコリ・汚れ)」の3つです。 冬場でも日中の室内はカビが活動できる温度になります。そこに結露による湿度と、掃除が行き届かないことによるホコリ(栄養分)があれば、誰もいない家の中でカビは爆発的に繁殖します。 「冬だから虫もカビもいないはず」というのは、大きな油断なのです。
遺品整理の現場で目にする「冬のダメージを受けやすい家財」を具体的に解説します。これらが実家に残っている場合は、緊急の対策が必要です。
木材は呼吸をしています。湿気を吸うと膨張し、乾燥すると収縮します。冬場の過剰な湿気を吸い続けた木製家具は、以下のような症状を起こします。
引き出しの固着: 膨張して引き出しが開かなくなる。無理に開けようとすると取っ手が壊れる。
歪み・割れ: 接合部分が緩んだり、逆に乾燥した瞬間にピキッと割れが入る。
白カビ: 表面にうっすらと白い粉のようなカビが発生する。放置すると木材の奥まで根を張り、シミとして残る。

革製品はカビの大好物です。特に動物性のタンパク質や、なめしに使われた油脂分はカビにとって絶好の栄養源となります。 箱に入れたままのブランドバッグや、カバーを掛けたままの革張りソファは、通気性が悪いため非常に危険です。春になって箱を開けたら「緑色のカビで覆われていた」というケースは珍しくありません。

繊維製品は空気中の水分を吸着します。特に正絹(シルク)の着物は湿気に弱く、一度「黄変(シミ)」やカビが発生すると、専門のクリーニング(洗い張り)には数万円〜数十万円の費用がかかります。 また、湿った繊維は「ヒメマルカツオブシムシ」などの害虫被害にも遭いやすくなります。虫は湿気が多く暗い場所を好むため、冬のタンスの中は格好の住処となってしまいます。

紙も湿気を吸いやすい素材です。アルバムの台紙や写真は湿気を含むと糊が溶け出し、ページ同士や写真同士が強固にくっついてしまいます。無理に剥がそうとすれば、大切なご家族の顔写真が破れてしまうことになります。 掛け軸や絵画も同様で、紙やキャンバスに発生した「フォクシング」と呼ばれる茶色のシミは、修復が非常に困難です。
意外に見落とされがちなのが家電です。冷蔵庫や洗濯機、テレビなどの内部基盤に結露が発生すると、サビの原因になります。 さらに怖いのが、春になって通電した瞬間の「トラッキング火災」や故障です。コンセントを挿しっぱなしにしている場合は、ホコリが湿気を吸って漏電し、無人の家で火災を引き起こすリスクさえあります。
本来であれば、こまめに通って管理するのが理想ですが、遠方に住んでいる場合や、雪道での移動が困難な場合はそうもいきません。 ここでは、限られた回数の帰省でできる、効果的な対策をご紹介します。
家具を配置する際、壁にぴったりつけてはいけません。壁(特に北側の壁)は外気の影響を受けて結露しやすいため、家具が接しているとそこから水分が移り、カビが発生します。 壁からこぶし1つ分(約10cm)離すだけで、空気の通り道ができ、カビのリスクを大幅に減らすことができます。
押し入れに布団や段ボールを入れる際は、絶対に直置きしないでください。床や畳は湿気が溜まりやすい場所です。 必ず下に「スノコ」を敷いて空気層を作ります。また、湿気対策として優秀なのが「新聞紙」です。くしゃくしゃに丸めた新聞紙をタンスの隙間や押し入れの奥に入れておくと、余分な湿気を吸い取ってくれます(ただし、定期的な交換が必要です)。
最近の住宅であれば「24時間換気システム」がついていますが、ブレーカーを落として止めてしまっていませんか? 電気代を気にして止めがちですが、空き家の維持において換気扇は生命線です。月数百円の電気代で家を守れると考え、通電させて常時稼働させておくことを強くおすすめします。

タンクに水が溜まるタイプの除湿剤は効果が見えやすくて人気ですが、空き家管理においては注意が必要です。 冬場の湿気は想像以上で、すぐに満水になってしまいます。あふれた水(塩化カルシウム水溶液)がこぼれると、床がシミになったり、布団がベタベタになり二度と乾かなくなったりする事故が起きます。 長期不在にする場合は、水が溜まらない「シリカゲルタイプ(天日干しで再生するもの)」や「備長炭」の方が安全です。

「とりあえずそのままにしておこう」 その判断が、結果的に大きな出費を招くことがあります。
遺品整理を進める際、状態の良い家具や家電、骨董品は「買取」や「リサイクル」に回すことで、整理費用を安く抑えることができます。 しかし、カビや歪みが発生した家財は、どんなに元が高価なものであっても「買取不可」となり、逆にお金を払って捨てる「産業廃棄物」や「一般廃棄物」となってしまいます。 「保管していたつもりが、ゴミを熟成させていただけだった」というのは、非常に辛い現実です。
家財が湿気を含んでいると、部屋全体の湿度が下がりにくくなり、やがては畳、床、壁紙、柱へとカビが転移します。 将来的に実家を「売却」や「賃貸」に出そうと考えた時、カビだらけの家ではリフォーム費用が高額になり、買い手がつかない事態に陥ります。

ここまで対策をお伝えしましたが、現実問題として、雪深い冬に遠方の実家へ通い、換気や掃除を行うのは肉体的にも精神的にも大きな負担です。 もし、「管理しきれない」と感じているのであれば、家財が傷んでしまう前に「整理する(手放す)」あるいは「プロに管理を頼む」という選択肢をご検討ください。

私たち遺品整理業者は、単にモノを捨てる業者ではありません。ご家族に代わって、大切な家財の状態を見極め、最適な対処を行います。
選別と探索: 湿気に弱い貴重品や、思い出の品を優先的に探し出し、カビる前にご依頼主様へお渡しします。
買取とリサイクル: まだ使える家具や家電、骨董品を適正価格で査定・買取し、廃棄物を減らします。これは冬が来る前、あるいは雪解け直後に行うのが最も効果的です。
適切な処分と供養: 傷んでしまった衣類や人形などは、合同供養などを行い、感謝を込めて手放すお手伝いをします。
空き家管理サポート: 整理が終わった後の定期的な通風・通水、雪下ろしの手配など、家の維持管理に関するご相談も承ります。
実家の家財は、ご家族の歴史そのものです。 だからこそ、雪や湿気で無残な姿になってしまう前に、何らかの手を打つ必要があります。
「まだ整理までする決心がつかない」 「冬の間、どうすればいいか不安だ」
そのような段階でも構いません。まずは私たちにご相談ください。 現地の状況を確認し、「今すぐ持ち帰るべきもの」「冬を越しても大丈夫なもの」「今のうちに処分したほうが良いもの」を積み重ねた経験とプロの視点からアドバイスさせていただきます。
見積もりは無料です。 大切な思い出を守るために、そして春からの新生活を晴れやかな気持ちで迎えるために、全力でサポートさせていただきますので、ぜひお気軽にお声がけください。

この記事の筆者
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