エンディングノートを書いておきましょう...
エンディングノートを書いておきましょう 最近流行りの終活ですが、終活の一環としてエンディングノートを書いておく...
- 生前整理
- 2015.07.31
遺品整理や生前整理に次いで、広まりつつあるサービスの中に【福祉整理】というものがあります。
この福祉整理とは、いったいどのようなサービスなのでしょうか?
今回は、近年注目され始めている【福祉整理】についてみていきましょう。
【目次】
1.福祉整理とは
2.福祉整理はどんなときに利用されるの?
3.福祉整理を依頼するメリット
1.福祉整理とは
福祉整理とは、主に高齢者や病気の人の自宅や居室を整理、清掃する作業のことです。
高齢になってくると、体力、気力も衰えてきて住環境を自ら整えることが難しくなっている人が増えてきています。
例えは、家の中の掃除をするのが、億劫になってきたり、ゴミ回収日に集積所までゴミを持っていくこともできないなどのケースもみられます。
すると当然、家や部屋の中はゴミがたまっていき、乱れていきます。そんな中で暮らしていけば、健康も損ねます。怪我などをしてしまうリスクも伴ってきます。
福祉整理は、高齢者や病気などの人が健全な生活を続けるための住環境の整理です。
福祉という言葉から、ボランティアと思われがちですが、遺品整理や生前整理などと同様に事業・有料サービスとして行われています。
◎遺品整理や生前整理とはどうちがうの?
遺品整理との違いは、その自宅に住まわれている方が「生きている」ということです。
そして、生前整理との違いは「亡くなる前の準備ではない」ということです。
生前整理は、本人が亡くなった後、遺された家族に迷惑をかけないように生前に身辺整理をしておくことです。
なので、生前整理の場合、整理を行うのは基本的に本人であり、本人が健康な状態で行うものです。本人が亡くなった後のことを見据えた片付けです。
それに対して福祉整理は、主に体の自由が利きにくくなったり、認知症で意思を正常に表せなくなった人のために行う整理です。
そのため、整理を行うのは家族や業者になります。本人が今現在をよりよく生きていくための整理といえます。
◎福祉整理ではどんなことをするの?
福祉整理で一番大きいのは家の片付けです。
その人の家が「ゴミ屋敷」や「汚部屋」のような状態の場合が多いですが、「ちょっと散らかっているだけ」という場合もありさまざまです。どのような場合もその人が自宅で快適に生活をしていけるようにゴミを捨て、掃除をして清潔な環境に整えます。
また、快適な生活を送っていただくため、病気で手足が不自由になったり、足腰が弱って思うように動かなくなったりしてる方には、生活に関する提案を行ったりもします。
生活しやすいような家具の配置・模様替えの提案、室内の段差をなくすバリアフリーや転倒防止のための手すりの設置等さまざまなリスクなどの改善など、その人がより良い生活が送れるような提案もします。
あとは、自宅を出て入院したり施設や親族の家に転居したりするような場合、家財を必要なもの、不要なものに仕分けます。
不要なものは処分し、必要なものや貴重品はまとめて大切に運びます。
また、エアコンの取り外しや洗浄、賃貸の場合は現状回復に必要なリフォームなどの提案も行います。
2.福祉整理はどんなときに利用されるの?
◎一人暮らしが困難な人の住環境を整えるため
高齢となり、自分で身の回りのことができなくなると、住環境はどんどん乱れていきます。特に認知症を発症してしまうと、室内を汚したり、外を徘徊してゴミや不用品を集めてきたりという行動をするケースも多くみられます。その結果、ゴミや汚物の中で暮らすことになってしまいます。
また、高齢者のセルフネグレクトの増加もあり、自分で身の回りの整理を放棄してしまう人もいます。
自分の生活だけでなく、ゴミや悪臭、害虫などの発生などで近隣の方々にも迷惑をかけてしまうこともあります。
福祉整理では、一人暮らしが難しくなった高齢の方が清潔で健康な生活を営めるよう片付けを行います。
また、定期的にハウスクリーニングを行うサービスもあり、定期的に家に人が入ることで異変に気付きやすく孤独死の防止にもつながります。
◎自宅介護のため
自宅で介護生活を送ることになった場合、介護がしやすいように住環境を整えます。
特に介護ベットを入れるような場合は、ある程度広い場所が必要となるため、物を片付けてスペースを確保する必要があります。また、あまりにも物が多くて足の踏み場もないようでは、介護する人が家に入ることもできません。介護する人もされる人もお互いが気持ちよく生活をするために片付けます。
◎入院・施設入居のため
末期がんなどで病院やホスピスに入院したり、一人での生活が困難となり、介護施設に住み替えたりすると再び自宅に戻って生活する可能性はほとんどないと考えられます。
そのため、これまで暮らしていた自宅の整理が必要となりますが、本人自身で身辺整理をすることは難しいので家族や業者が代わって家財道具等を整理します。
3.福祉整理を依頼するメリット
福祉整理を業者に依頼することでどのようなメリットがあるか、少し紹介したいと思います。
高齢の方が「汚部屋」で生活しているときに特に怖いのは転倒です。高齢者の骨折はそのまま”寝たきり”になってしまうことも多く、人生が大きく変わってしまう一大事ともいえます。
「ゴミ屋敷」の状態であると、充満した燃えるゴミや生ゴミから出るガスが原因で自然発火の可能性もあり火災に発展することもあります。これは、近隣の家や隣室にも被害をもたらすため、多額の損害賠償につながる恐れもありとても危険なことです。
このように、高齢の方が汚部屋やゴミ屋敷に生活することには、重大なリスクがあり、そのリスクを軽減できるのが福祉整理のメリットの一つです。
また、転倒や火災が起こることがなくても、汚い部屋で生活することは本人にさまざまなリスクをもたらします。
例えば、ダニだらけの布団で寝ることになり、皮膚炎になる。カビの生えた部屋で過ごすことでカビを吸い込んでしまい、呼吸器の病気になるなどあげられます。
そして、汚い家や汚部屋があることは、その近所の人たちにとっての迷惑にもなります。
悪臭が立ち込める。害虫が発生する。積みあがったゴミが邪魔になる。見た目が不気味で景観を損ねるなど、隣家が異様な雰囲気だったら、それだけでイメージが悪くなってしまいます。
このような周囲への被害を防ぐことができることも福祉整理のメリットです。
いかがでしたでしょうか。
福祉整理が必要と感じられる変化がみられたら、いちど気軽に相談だけでもしてみるのもよいのではないでしょうか。
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