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- 2023.04.09
生前整理とは、万が一のときに備えて身の回りの物品や財産の整理をすることです。
高齢の人であれば、少しでも元気で自分の体力や時間に余裕があるうちに行っておけば、残りの人生に精神的にもゆとりをもって過ごせるでしょう。若い人であっても今後の人生をより充実させるためにと早い人では20代からでも生前整理を始める人もいるくらいです。
自分の亡き後、残された家族が遺品整理や相続など進めることになります。事前に整理をして備えておけば、家族らの負担も減らせることでしょう。また、自身の最期に向き合うことで今後の人生をより有意義に過ごせるように見直すことにもつながるはずです。
生前整理に対して遺品整理があります。遺品整理とは、亡くなった人の遺品を整理することです。遺品整理は故人の家族等が突然やらなければならない状況になる可能性がありますが、生前整理は自身で、自分の好きなタイミングでゆとりをもって行えることが大きな違いとなります。
ご自身に万が一のことが起こった場合、家族の負担を減らすことができるというのが、生前整理の中でも大きなメリットの一つといえるでしょう。年齢に関わらず病気や事故で亡くなってしまう可能性は誰もがもっています。
そのようなときに遺品の処分の準備がされているのといないのとでは、遺族にかかる負担も大きく変わってきます。亡くなった後には、葬儀の準備や各種書類の手続きなども必要になり遺族にかかる負担は、肉体的にも精神的にも大きくなります。
事前に生前整理を行っておくと遺族への負担はかなり軽減されることになるでしょう。
生前整理では、ご自身の財産状況を確認してどのように遺産配分をするかを決めることができます。
遺族にとってとても負担となる一つが相続におけるトラブルです。
事前に遺言書やエンディングノートを作成するなどして、相続人や財産分配を明確に記しておけば相続でのトラブルを防ぐことができます。
生前整理は、入院や病気になったときにも備えることができます。
例えばエンディングノートを書いておけば、病気になった場合の対応を伝えることができます。
もし、病気や事故で意識不明になるようなことが起こったら治療に関する自身の情報や希望を伝えることができなくなります。
そのような場合に備えて延命治療に対する希望、自分の意志表示ができなくなったときの治療について、自分の代わりに判断してほしい代理人、手続きに必要な書類について等、記しておくことで自身でできない場合でも家族によって迅速に対応することができます。
生前整理を機に断捨離をする人もいます。自身の持ち物を見直し、本当に必要なもの以外を処分することで部屋の中はスッキリするでしょう。物が片付き整った環境になると年齢を重ねて身体に衰えがでてきたとしても、安全で安心な暮らしを送ることができるはずです。
また、物を整理することで同時に思考の整理にもつながるので、より心豊かな生活を送ることができるかもしれません。
生前整理の中で思い出の写真やものを整理することもあり、人生を見つめ直すきっかけになることでしょう。
物品や遺産、人間関係など自分に関わるさまざまなものを整理する機会となります。そのような時間をもつ中で残りの人生はどのような目的をもって過ごすのか、今後の人生プランが明確にできることでしょう。
生前整理をするときには、ある程度まとまった時間が必要になります。
例えば思い出の品などが見つかると効率的に作業を進めることが困難になるかもしれません。
また、大型の家具など家庭ごみとして自治体に出せないものの処分にも時間がかかります。少しでも早くスムーズに行うためには本当に必要なものだけを残す決断力が必要です。
家具など大型の品を処分、整理するときには体力も必要になります。
自治体で処分する場合は、自身で運び込む必要があるので人手がないと大変です。
また、ものによっては解体が必要なこともありとても重労働となります。
大切な思い出の品やコレクションの品を整理するには、多くの時間を費やすことになりなかなか進みません。
そのため生前整理は疲れやストレスがたまることも多々あります。
また、思い切った断捨離をしてしまい後で必要だったものや思い入れのあるものを処分してしまったことに気づいて後悔してしまうこともあります。そのような場合には精神的に大きなダメージとなるでしょう。
不用品の処分や遺産相続関係の手続きには、一定の費用がかかることがあります。
例えば、粗大ごみの処分費用、遺言書や財産目録の作成費用、不動産売却時の仲介手数料や税金などがあります。
財産や物量によっては莫大な費用がかかる可能性もあるため、注意が必要です。整理をスムーズに進めるためにも費用面のことはしっかりと考えておきましょう。
生前整理のメリット、デメリットについてみてきました。生前整理をするかしないかは、それぞれの性格や価値観など人それぞれなので最終的な選択は本人が決めることになります。
しかし、次のような特徴に当てはまる人は生前整理を一度検討してみてはいかがでしょうか。
・家の中に家財や物、不用品が多い人
・相続人が複数いる人
・遺産のことや病で入院したときの対応について家族と話したことがない人
・今後の明確な人生プランを考えて有意義な時間を過ごしたい人
生前整理を行うにあたって、処分するものが多かったり、何から手を付けたらよいのか分からなかったりして悩んでしまうこともあるかもしれません。そのような場合には遺品整理士などがいる専門業者に相談してみるのもひとるの方法です。
遺品整理だけでなく、生前整理の知識や経験にも長けたスタッフが相談に乗り、お手伝いしてくれるのでおすすめです。
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