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終活を始めようと思ったときに、よく目にするものの中の一つに『エンディングノート(終活ノート)』があげられるのではないでしょうか。
今回は『エンディングノート』について少しふれてみたいと思います。
【目次】
1.エンディングノートとは
2.なぜエンディングノートを書くのか
3.エンディングノートの選び方
4.エンディングノートの書き方、書いておきたい項目
1.エンディングノートとは
『エンディングノート』と聞くと”死”をイメージする人も多いかと思います。しかし、エンディングノートは、”死に向かう”ためのものではなく、自身の人生を振り返り、自分を見つめなおして今後の人生にいかすために自身の情報や思いなどを整理する便利なツールとも言えます。
エンディングノートは、文字通り自身の人生の終末についてしたためたノートです。
万が一に備えて、家族や友人に伝えておきたい自分の希望などを書き留めておけます。
また、法的効力がないので、専用のノートだけでなく普通のノートや手紙形式でも大丈夫ですし、気軽に書けて、何度でも書き直すこともできます。
反面、エンディングノートには法的効力がないため、遺産相続などについて希望を書くことはできますが、遺言書のように法的に強制力はありません。遺言書がなければ、いくらエンディングノートに希望を書いたところで、すべてを叶えることはできないでしょう。
しかし、遺言書に書ける範囲には限りがあり、「死後」に関してのことになります。
その点エンディングノートには、自由に遺産相続についての希望を書け、「生きている間」のことについても書くことができます。
遺産相続などについての希望を確実に叶えるためにも遺言書とエンディングノートをセットで書いておくのもよいのではないでしょうか。
2.なぜエンディングノートを書くのか
前述したように、エンディングノートには遺言書のように決められた事柄だけに縛られず、自由に自分の思いや希望を書き留めることができます。また、いざというときに備えられるのが、エンディングノートのメリットですが、そのほかにも利点はいくつかあります。
◎自分の思いを託す最後のメッセージ
自分史を書くことで、家族も知らなかったことや思い出を共有することができ、遺された家族への愛情を示すこともできます。
家族や友人それぞれへのメッセージや形見分けリストなどで自分の思いを伝えることができます。
◎家族の負担を減らせる
介護の希望や、延命措置のこと、葬儀や費用の捻出方法などが明記されていれば、本人の判断能力が衰えたり、意思表示ができなくなったりしたときにも、家族が迷うことなく様々な選択をすることができます。そうすることによって家族の精神的な負担も減り気持ちも和らげることができます。
◎自分の経済状況が整理できる
自分の資産を正確に記入することで、現在の経済状況を把握できるため、人生の終末期をどのように過ごすのかを考え、準備する役立ちます。
また、資産を明確にすることは相続にもかかわる大切な事項となってきます。
◎今後の人生と向き合うことができる。
エンディングノートを書くことは、遺された家族のためだけでなく、自身の終活をする上でも役立ちます。残りの人生を充実したものにするために、自分の人生を見つめなおし考えるきっかけとなります。
3.エンディングノートの選び方
エンディングノートには、決まった形式はありません。エンディングノートを選ぶときには、目的を明確にすることがポイントです。
楽しかった思い出や谷あり山ありの人生を振り返りたいときは、自分史や履歴が記せるものを。
万が一のことが起こったとき、家族の負担を減らしたい、相続や葬儀のことなどが心配という場合は、それぞれの項目について自分の希望などがしっかりと書けるものを。
今後の人生に備忘録として活用するためなら、銀行口座や保険の項目があるものを。
終活のノウハウを知りたいときは、終活の用語や断捨離などのコラムがついたノートを使うとやるべきこともわかりやすくなり、残りの人生を充実させるヒントにもなります。
4.エンディングノートの書き方、書いておきたい項目
エンディングノートは、あくまでも自分の情報や希望を自由に記すものであり、形式や内容にきまりはありません。
とはいえ、自分や家族に役立つものにするために以下のような内容が一般的には記載されます。
◎自分自身や資産についての情報
・氏名
・生年月日
・現住所
・本籍地
・血液型
・家族構成など
自身の基本情報は、自分の死後に家族が各手続をする際などに必要となります。
また、通帳や印鑑の保管場所とともに、預貯金や不動産、有価証券などの資産や負債などの情報も記載しておくと家族が対応しやすいでしょう。ただし、これらの情報を記載する際は、ノートの紛失に十分注意することと暗証番号などは記載しないなどの対策が必要です。
◎家族やペット、友人、勤務先についての情報
家族や親せき、友人、勤務先の方など、自身と関わりのある人についての情報もまとめておきます。自身との関係性や連絡先に加えて、葬儀の参列などを希望するかどうかも記載するとよいでしょう。
また、ペットを飼っている場合は、自身が世話をできなくなった場合の対応について考える必要があります。ペットの世話をお願いできる人を見つけておくとともに、ペットの名前や年齢、かかりつけの動物病院など必要な情報をノートに記入しましょう。
◎医療・介護や葬儀、お墓についての希望
医療・介護や葬儀、お墓についての希望は、具体的に記載することが大切です。医療・介護については、病名の告知や延命措置を希望するか、どのような介護を希望するかなどを記載しましょう。持病やアレルギー、服用中の薬についても書いておくとよいでしょう。
葬儀、お墓については、自身の信仰する宗教、希望する葬儀方法、遺影写真、喪主、参列してほしい方、納骨方法などを記載しましょう。
◎遺言書の有無や保管場所についての情報
財産分与などのトラブルがないように、遺言書の有無についても記載しておきましょう。遺言書がある場合には、その遺言書の種類が自筆証書遺言、公正証書遺言、秘密証書遺言のどれであるか、どのに保管されているかをまとめておくのがよいです。
遺言書作成にあたって協力してもらった専門家がいる場合は、その方の氏名と連絡先も記載しておくとよいでしょう。
◎家族などへのメッセージ
家族や友人など大切な人へのメッセージも書いておきたい内容です。思い出を書いたり、日ごろ伝えにくい感謝の気持ちを文章にしたり自由に思いを伝えましょう。
エンディングノートは、自分の人生の終末を記すものですが、よりよい人生を過ごし、よりよい死を迎えるためのノートです。
また、いざというときのために家族の負担を減らしたり、自身の思いを伝えたりするためにも大いに役立ちます。
生きている限り人にはいつ、何が起こるか分かりません。終活を考えた第一歩として、気軽に思いのままを綴ってみてはいかがでしょうか。
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